こんにちは!
たまさとです。
革製品をお手入れする時、「防水スプレー」をお使いになった事はありますか?
防水スプレーと聞くと「革にスプレー?」「染みになるのでは?」などの疑問が浮かびます。
今回は、防水スプレーの効果やお手入れに使う際の順番などをご紹介させて頂けたらと思います。
防水スプレーとは?
撥水スプレーの種類
撥水スプレーにはシリコン系とフッ素系、両方の混合系の3種類があります。
シリコン系樹脂
メリット
デメリット
フッ素系樹脂
メリット
デメリット
混合系樹脂
メリット
デメリット
一般的に革製品に使う防水スプレーは、フッ素系か混合系が多いです。シリコン系はシミになりやすく、また通気性も悪くなり革が傷む原因になるのでおすすめしません。
また、革にもスムースレザー、スエード、ヌバック、ヌメ革などいろいな種類があるので、素材によって使える製品と使えない製品があるので、よく確認して選ぶのをおすすめします。
おすすめの防水スプレー
選ぶと言ってもどれを買えばいいのか迷ってしまいますよね。なので、おすすめのスプレー3種類をご紹介します。
コロニル 1909シュプリームプロテクトスプレー
コロンブス アメダス
エム・モゥブレィ エイジング&プロテクト
M.MOWBRAY(エム・モゥブレィ) エイジング&プロテクト
防水スプレーの効果
では、防水スプレーを使うとどんな風な効果があるのでしょうか?
使用前
使用後
このように、防水スプレーの使用前と後では水滴が染み込んでいくのを防げたり、跡になるのを防げたりなど、色々な効果が期待できます。新しく革製品を購入した際は、使用する前にクリーム等と一緒に防水スプレーを使用しておくのをおすすめします。
防水スプレーを使用する手順
それでは、実際に防水スプレーを使ったお手入れをしている様子をご紹介していきます。
ブラッシング
クリーナーで汚れを落とす
使用したクリーナーとクロス
防水スプレー
散布直後
乾燥、乾拭き後
クリームで仕上げる
仕上げ後
Collonil (コロニル) 1909シュプリームクリームデラックス
塗る前と後の表面の違い
防水スプレーの順番
「防水スプレーを使うのはクリームを塗った後なのでは?」と思う方もいらっしゃるかもれません。
実は、クリームを塗る前と後、どちらでも構いません。
どちらも正解です。
要は、クリームの効果を重視するか、防水スプレーの効果を重視するかということです。
クリームは、革表面に栄養や潤いを与え、革の質感や表面のツヤを保ってくれます。浸透すればするほど、革そのものにとっては良いことです。
防水スプレーは、革を水分や汚れから守りシミなどを防いでくれるので、製品を綺麗な状態で長く使う事が出来ます。
クリームが先
メリット
- クリームが浸透しやすい
- スプレーした後のシミが出来にくい
デメリット
- スプレーの効果が持続しにくい
- スプレー跡が残りやすい
スプレーが先
メリット
- 撥水効果が長持ちする
- スプレーした後、クリームと一緒に余分なスプレーの残留物を拭き取れる
デメリット
- クリームが浸透しにくい
- 新品の色の薄い革製品などに使用するとシミになりやすい
.
このように、どちらのメリットを重視するかによって手順は変わります。
わたしは今回、オールウェザーで履くので撥水、防汚効果が欲しいこと、なおかつ色が濃い革なのでスプレーシミが出来ても目立たないことを考えて、スプレーを先に使用しました。
実際コロニルの推奨手順は、『ブラッシング➡︎クリーニング➡︎防水、防汚➡︎栄養クリーム➡︎仕上げ』となっています。
お手入れの順番は、ケア用品ブランドによって推奨されている手順がありますので、それに従って使用するのが一番です。
そして、製品によっても色の薄い革、シミの出来やすい素材などありますので、そちらもよく確認してからお手入れしていただければと思います。
詳しいお手入れの方法や、革用クリームについて書かせていただいている記事もございますので、是非ご覧になってみてくださいね!
⇒ 『革製品、レザーを綺麗に長く使うためのクリームを使ったお手入れ方法。』
.
長々と沢山書いてしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
今回は、革製品のお手入れの中の「防水スプレー」についてご説明させていただきました。
少しでもお役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは👋
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