こんにちは。ハレルヤYouTube担当のぶっちーです。
革製品を使っていると不意に汚したりコーヒーをこぼしたりしてシミを作ってしまうことがあります。
これ…かなりショック…。
革財布や革のバッグにシミができると諦めて捨てるか気にせず使うかという選択になりませんか?
そこで今回は革財布にできてしまったシミを消す方法をご紹介いたします。
完全に消すには手間もかかりますが、薄くするくらいであれば思ったよりも手軽にできるんです。
もしお使いの革製品にシミができてしまった場合は挑戦してみて下さい。
革財布のシミを消す方法を実践
今回シミを消すために用意した革財布は、シミができてから何か月も放置した長財布です。
ヌメ革の長財布で飲み物をこぼしてしまった時にできたシミになります。
革財布にできてしまったこのシミがどれだけ消えるのか、これから実践していきたいと思います。
革財布のシミを消すステップ①ブラッシング
まずは革財布のお手入れでも定番の工程であるブラッシングから進めていきます。
どんなお手入れでも革財布表面の埃や汚れを落とすのは基本。
今回はコロニルの馬毛ブラシを使って革財布表面の汚れをサッと落としていきます。
もし革財布表面の汚れをブラシで落とさずに次の工程に進むと、革を傷めたり余計に汚くなる恐れがあるのでこのブラッシングの工程は外さずに行ってください。
革財布のシミを消すステップ②水で濡らす
続いての工程は革財布にできたシミ部分に水を付けて濡らす工程です。
直接かけたりするとさらにシミになる可能性があるため、霧吹きを使って少しずつ濡らしていきます。
もし霧吹きが無い場合はタオルなどに水を含ませて少しずつ濡らしていきましょう。
シミ以外の部分に水を付けてしまうとさらに新たなシミを作ってしまうこともあるため、心配であればマスキングしたり布を被せたりして守るのもおすすめです。
今回はクロスも用意して、霧吹きで水を取り少しずつ濡らしていきます。
水で濡らしてシミ部分の油分と混ぜて薄めるといったイメージで濡らします。
周りの関係ない部分までボトボトに濡らさないようにするのがポイントです◎
あまり濡れた感じが無く少し水が足りないと感じる場合は追加で水を付けて濡らしていきましょう。
革の表面から少し染みたかな?というくらいが大まかな目安です。
水で濡らしたら5~10分程度風通しのいい場所かつ日陰で乾かします。
完全に乾かしてしまわないように様子を見ながら行ってください。
半乾きになったら次の工程に進みます。
革財布のシミを消すステップ③レザークリームを塗る
革財布を水で濡らして半乾きになってきたら、次にレザークリームを塗りこんでいきます。
塗り方は普段の革財布のお手入れと同じように優しく満遍なく塗っていきます。
基本のお手入れは少量ですが、それよりも少し多いくらいで大丈夫です。
シミ部分にしっかりクリームを塗っていきましょう。
クリームを塗り終えたら次に指で揉みこんでいきます。
シミ部分の水とクリームを混ぜるようなイメージでグッと押したりしながらレザークリームを塗り込みます。
革財布の中に手を入れて表面を押し出せる場合は、中に手を入れて上下から揉みこんでシミとクリームを混ぜるイメージで行ってみて下さい。
上下左右とシミと水とクリームを混ぜて伸ばすイメージで塗りこむのがポイントです◎
塗りこんだ後は再び陰干しして乾かします。
今回は幅広いレザーケアで使えるコロニルの1909シュプリームクリームを使用。
油分も適量でお手入れにも使いやすく、今回の革財布のシミ消しにも使いやすいと判断して使用しました。
革財布のシミ消し実践後
以上の工程が革財布のシミ消しの工程です。
今回はこのシミ消しの工程を2回行いました。
シミ消し前に比べて2回シミ消しを実践した状態は少し薄くなりました。
完全に消すにはまだ何度か行わなければなりません。
ビフォーアフターで見るとかなり薄くなったのがわかります。
まだ完全には消えていませんが、時間をかけて何度も行えばさらにシミが消えていくでしょう。
シミができてから時間が経つとなかなか消えにくくなるので、もし革財布にシミができてしまったら早急に実践してみて下さい。
革財布のシミ消しまとめ
以上が革財布のシミ消しの方法でした。
シミができる部分や革の種類のよってきますが、基本的にはブラッシング→水で濡らして半乾き→レザークリームを塗って揉みこむといった流れで行います。
革製品を水に濡らすところは少し抵抗があったり心配もあるかもしれませんが、シミ部分のみに濡らすことを意識して行えばダメージも行きにくいです。
ご自宅でも実践しやすい革財布のシミ消し方法なので、ぜひお手持ちの革財布やバッグにシミができてしまった時にはお試しください。