こんにちは。ハレルヤYouTube担当のぶっちーです。
今回は梅雨シーズンにも役立つ「雨や水から革製品を守る方法」についてご紹介していきます。
薬局で手に入るヴァセリン(ワセリン)というアイテムでお手軽にできる方法なので真似しやすいかと思います。
梅雨シーズンはもちろん、普段使いの革製品の撥水加工として使えるお手入れ方法なので、ぜひ参考にしてみて下さい。
ワセリンで革製品を撥水加工
ドラッグストアで手軽に手に入るワセリン。
そもそもなぜワセリンで革財布の撥水ができるのか?という疑問があります。
そこでワセリンの成分を調べてみたところ、原油を元に精製されているようです。
おそらく油の膜を張って水をはじいて撥水してくれる仕組みになっているのかと思います。
さらに油の膜を張ることで革の水分も外に逃げないため保湿もできるという一石二鳥のアイテムというワセリン。
これは本当に撥水できればかなりコスパがいい革製品のお手入れ道具になります。
ワセリンで撥水加工お手入れ
それでは早速ワセリンを使って革財布を撥水お手入れしてみようと思います。
革財布のお手入れの工程は通常の革財布のお手入れと変わらないため、慣れている方はもちろん初めて革財布をお手入れする方も手軽に実践できます。
レザークリームの工程をワセリンに入れ替えるだけなので、気負わずに実践してみてください。
ワセリン撥水お手入れその①ブラッシング
革財布をワセリンで撥水お手入れする工程その①はブラッシング。
これは定番のお手入れ工程となりまして、革財布の表面についや汚れやほこりを落とす役割があります。
このブラッシングの工程を省いてしまうと、ワセリンを塗って撥水してもワセリンと革の間に汚れやほこりが挟まれて革がダメージを受けてしまいます。
手間かもしれませんが、このブラッシングの工程は必ず行ってください。
今回も定番のコロニルの馬毛ブラシを使います。
毛の量も多く持ちやすいため軽い力でサッサとブラッシングできるのが魅力の馬毛ブラシ。
ここでもあまり力を入れずにサッと箒を掃くイメージでブラッシングしてお手入れしてみて下さい。
ワセリン撥水お手入れその②ワセリンを塗る
ブラッシングの後はいよいよ本番のワセリンを塗る工程です。
しっかりと隅々までブラッシングして汚れやほこりを落としたら、指にクロスを巻いてワセリンを取っていきます。
ワセリンはかなり伸びが良いため一気に取らず、少量をクロスにとって少しずつ塗り伸ばしていくのがポイント◎
あまり一気に取り過ぎるとべたつきや塗り残しの原因になるため注意です。
塗る時には円を描くように満遍なく革財布に塗っていってみて下さい。
ワセリンを革財布に塗った後の状態です。
なかなかイイ感じのツヤが出ており、見た目も綺麗になっております。
これは思わぬ副産物で、撥水と保湿だけでなくツヤも出るのは嬉しいですね。
ただマットな革には逆に合わない可能性があります。
この辺りは好みによって変わると思いますので、ワセリンを使って撥水のお手入れをする時にはチェックしておいてください。
ワセリン撥水お手入れその③仕上げ
ワセリンを塗ったら最後は仕上げのブラッシングの工程になります。
ワセリンを塗って終わりというわけではなく、しっかりとムラを伸ばしたり隙間に残ったワセリンを均してお手入れしていきます。
この工程も必須のお手入れで、ワセリンが残ったままだと撥水しても汚れがついたりして革財布が余計に汚れて汚くなってしまいます。
余分に塗ってしまったワセリンを乾拭きしてからブラッシングしてもOKですし、ブラッシングして均してもOK。
工程①のブラッシングよりも簡単で大丈夫なので仕上げもしっかり行ってみて下さい。
ワセリン加工の革製品の撥水効果実験
それではワセリンで革財布を撥水加工してみたので、実際にお水をかけてどれくらい撥水するのかを実験してみようと思います。
撥水するといっても実用的なレベルなのかも気になるところ…。
思い切ってワセリンを塗った革財布の面にお水をかけて撥水すれば普段の生活でも役に立つと思うので、実験結果もしっかり見て行ってください。
ワセリンを塗った革財布の撥水実験の結果
ワセリンを革財布に塗って撥水実験をしてみた結果…しっかり撥水してくれました!!
さらに思ったよりも撥水し、革財布の上でプルプルして撥水キープしてくれています。
ワセリンの塗り方によっては薄いところは染みてくる可能性もありそうなので、防水スプレーほどの安心感はありませんが、これだけ撥水してくれるなら十分活躍しそうですね。
雨の日の撥水程度なら十分だと思います。
ワセリン撥水お手入れ方法まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は革財布にワセリンを塗って撥水するお手入れを実践して水をかけて実験してみました。
なかなかいい結果になり、普段のお手入れにワセリンを取り入れてもいいくらいでした。
保湿だけでなく加湿のことも考えると、レザークリームを塗って加湿をしてからワセリンを塗って保湿&撥水をするお手入れの方法がより良いかもと感じました。
革財布の撥水を手軽にできるお手入れ方法で実践もしやすいので、ぜひご自宅でワセリンを使って試してみて下さい。