こんにちは。ハレルヤYouTube担当のぶっちーです。
メルカリで買った革財布のお手入れシリーズ最終章となります。
色落ちしていた革財布の色をレザーコンシーラーで綺麗にリペアして行こうと思います。
色が落ちた状態だとやっぱり見た目が悪いため、補色して綺麗にすると再び使えるようにもなります。
自宅でもできる方法なので、革財布の色落ちをどうにか補修したい方はぜひ試してみて下さい。
革財布の色落ちを補修の手順
革財布の色落ち補修で使うのはこちらの『レザーコンシーラー』のみです。
よくある色落ち補修の物は靴クリームではないでしょうか。
靴クリームはどうしても色移りがあり革財布や革のバッグに使うのは不向き。
その点レザーコンシーラーは乾くと服につかないので安心して革財布の色落ち補修に使うことができます。
見た目は絵の具の様なテクスチャで、そのまま塗ればOKの様な感じ。
革財布の色味に合わせて別途薄めるローションと混ぜたり、別カラーのレザーコンシーラーと混ぜて使って色を調整することもできます。
今回は真っ黒にしたいので、ブラックカラーをそのまま使っていきます。
それでは早速レザーコンシーラーを塗っていきましょう。
クロスを使いますが、ペネトレイトブラシで塗っていくのもOK。
まずはクロスに米粒大のレザーコンシーラーを取ります。
レザークリームを塗る時と同じように円を描きながら塗っていくのがポイント。
塗ってすぐに乾くことはないので、多少もたついても大丈夫。
塗り忘れが無いように全体的にレザーコンシーラーで色を着けていきます。
金属との接合部分やステッチの色が違う時は、マスキングテープなどで塗っても大丈夫なように保護しておくのもおすすめです。
全体的にブラックのレザーコンシーラーをぬった状態。
かなり見違える色味になりました!
しっかり黒が入り、元々白かったところや傷の部分は完全に見えなくなりました。
程よいツヤもあって見た目の印象がガラッと変わりかなり復活しました。
一度塗りでこの状態なので、もう少し黒が欲しい時や塗りムラが目立つときには2回3回と塗り重ねて色をしっかりと出してみましょう。
レザーコンシーラーを塗った後は少しムラがあるため、仕上げにブラッシングして色を均すのがおすすめ◎
乾ききる前に馬毛ブラシで全体をサッとブラッシング。
この時力を入れるとせっかく塗ったレザーコンシーラーが剥がれてしまう恐れがあるため、優しくブラッシングしてください。
ブラッシングを全体的に行ったあとは少なくとも30分、できるなら1日風通しのいい日陰で乾かしてレザーコンシーラーを定着させます。
革財布の色落ち補修で塗り過ぎた時の対処
先ほどはマスキングテープを着けずにレザーコンシーラーを塗りました。
その時にやはり金属部分にレザーコンシーラーが付着してしまいました…。
こういう時は、乾ききる前に対処すれば元に戻ります。
なるべく早く取り除けば大丈夫なので、もしレザーコンシーラーが意図しない部分についてしまった時は次の方法を実践してみて下さい。
同じくモウブレイ社から販売されているステインリムーバーを使います。
もしない場合はレザークリーナーでもOK。
レザーコンシーラーを金属部分や塗りたくない部分に塗ってしまった時は、別のクロスにリムーバーを取って拭き取っていきます。
せっかく塗ったところについてしまうとそこも取れてしまうため、少しずつ慎重に金属部分のレザーコンシーラーを拭き取ります。
クリーナーを使う時も同じようにクロスに少量を取り、少しずつ余分なところに付着したレザーコンシーラーを落としていきましょう。
塗り過ぎてしまった箇所がもし気になる場合は同じようにリムーバーで落とせるので、これで色味の調整をしてみるのもいいかと思います。
慣れるまでは難しい方法かもしれないので、初めはしっかりとマスキングテープで保護してから塗るのがおすすめ。
マスキングテープやクリーナーがない時は用意してからレザーコンシーラーを使う用にして下さい。
革財布をレザーコンシーラーで補修した結果
両面全体をレザーコンシーラーで仕上げ、余分なところはリムーバーで落として仕上げた状態です。
見た目の印象がガラッと変わりました。
かなり綺麗になって新品までは行きませんが、十分使えるレベルに復活しました。
3回に渡ってしっかりお手入れしてみたらメルカリで買ったボロボロの革財布がここまで復活するので、やはりレザーケア専用品たちは凄いなと実感。
どうしても消えない傷や色落ちは最終レザーコンシーラーでどうにかなるので、困った時の最終手段として知っておくのがおすすめです。
絵の具感覚で使えるので革財布のお手入れ初心者でも大丈夫。
レザーケア専用品を購入する時にはついでによく使う革財布や革製品の色味にあったレザーコンシーラーを買っておくといいと思います。
ぜひ昔の革財布やボロボロになってしまったお気に入りの革製品をお手入れして復活させてみて下さい。