【革のきほん】本革と合皮を見分ける7つの方法

こんにちは。ハレルヤYouTube担当のぶっちーです。

革財布やレザーバッグに使われている革。

一口に革と言っても現在は様々な革が存在しています。

中でも本革と合皮の大きく2つの分類に分けることができます。

よく聞く本革と合皮ですが、実際にはどのようなメリットやデメリットがあるのかまでは考えたり知っていることが少ないと思います。

そこで今回は本革と合皮それぞれのメリットとデメリットを紹介します。

どちらが絶対にいい!という物でもないため、革財布やレザーバッグなどの革製品を選ぶ際の参考にしてみて下さい。

本革のメリット

まずは本革を選ぶメリットからご紹介します。

ここでは牛革や山羊革、馬革など様々な天然皮革をまとめて本革として進めていきます。

革の種類によって細かくメリットとデメリットも変わっていくため、大まかな本革のメリット・デメリットとして参考にしてみて下さい。

本革のメリット①耐久性と丈夫さ

本革のメリット1つ目は『耐久性と丈夫さ』

本革の最大のメリットと言ってもいいポイントです。

合皮に比べて耐久性はかなり高く、長年使ってもボロボロになりにくいのがメリット。

同じ革製品を長く使って楽しみたい時はもちろん、アウトドアや外で活動することが多い時は本革を使った革製品の方がおすすめです。

本革のメリット②エイジングを楽しめる

本革のメリット2つ目は『エイジングを楽しめる』

エイジングという経年変化が楽しめるのが本革の醍醐味です。

ほとんどの本革が使えば使うほどエイジングしていき、色が深くなったりツヤが増したりと表情がかなり変化します。

使い方次第で将来の姿がかなり変わるため、本革を使った革製品の楽しみとしてとても魅力的です。

本革のメリット③高級感がある

本革のメリット3つ目は『高級感がある』

やはり本革は見た目も綺麗で存在感もあるため、高級感のある印象を与えます。

本革の種類によって見た目の印象は少し変わりますが、安っぽくならず高級感があるのは共通しています。

ノーブランドの革製品でも高級感があり見栄えもするため、ブランドにこだわらないでお財布やバッグを選ぶときにも本革製品を選ぶのがおすすめです◎

ビジネスシーンや綺麗目ファッションに合わせるなら本革製品を選んでみて下さい。

本革のデメリット

続いて本革のデメリットです。

メリットだけでなくデメリットにも焦点を当てて選んでいくことが大切。

必ず本革が良いとも言い切れないため、普段の革製品の使い方に合わせて選ぶのがおすすめです。

本革のデメリット①水や湿気に弱い

本革のデメリット1つ目は『水や湿気に弱い』

本革は天然の素材で吸水性もあるものが多く、水や湿気にも敏感です。

水や湿気の影響でシミになったりカビが生えたりと状態が一気に変化してしまうのが大変なポイント。

保管状態を意識しておかないと湿気にやられて本革の状態が悪くなるため、手入れや保管に自信がない時には気を付けるべきポイントです。

本革のデメリット②汚れに弱い

本革のデメリット2つ目は『汚れに弱い』

先ほどの水や湿気に弱いデメリットと同じく天然素材ということもあり汚れにも弱いのがデメリットです。

汚れやほこりが付着した状態だと、本革の中にある油分や水分を吸い取ってしまい状態悪化にもつながります。

普段何気なく使っていても気が付けば汚れることがあるのが本革。

お手入を定期的にしないと状態が一気に悪くなるため、日ごろの手入れや保管方法が重要になってきます。

本革のデメリット③お手入れが必要

本革のデメリット3つ目は『お手入れが必要』

先の2つのデメリットに続き、メリットを活かして綺麗に長く使うためにはお手入れを定期的にする必要があります。

ブラシやレザークリームを使って定期的にお手入れしなければ本革は長く綺麗に使うことができません。

中にはお手入れ不要の本革製品もあるため、革の種類は問わないで本革製品を使いたい時にはサフィアーノレザーなどのお手入れほぼ不要の本革を選ぶのがおすすめ◎

一般的な本革製品を使う時には最低限ブラッシングでの手入れは必要になるので、本革製品を購入するときにはついでにブラシを購入しておくと後々楽です。

デメリットのお手入れですが、数回行うと使用している本革製品に愛着が湧いてきて楽しめるメリットに変化することもあります。

本革のデメリット④重量が重い

本革のデメリット4つ目は『重量が重い』

本革は合皮に比べてシンプルに重たくなります。

中には比較的軽い本革もありますが、合皮の軽さには適いません。

革財布の場合は良くても、革靴やレザーバッグになると大きくなる分重さも増すため慎重に選ぶ必要があります。

合皮のメリット

続いて合皮のメリットとデメリットについて紹介していきます。

近年合皮のレベルも上がってきており、本革ではなくあえて合皮を選ぶということも増えてきているようです。

使い勝手が本革とはかなり変わってくるため、合皮はいいや…と食わず嫌いせずにメリットとデメリットを照らし合わせてみて下さい。

合皮のメリット①水や汚れに強い

合皮のメリット1つ目は『水や汚れに強い』

本革と違い合皮は表面にポリウレタンなどの化繊でコーティングされて作られています。

この上面のコーティングがあることで水や汚れを弾いたり、汚れが付着してもサッと拭き取ったりできるのがメリットです。

本革は気を使って使う反面、合皮は水や汚れをそこまで気にせずラフに使うことができます。

合皮のメリット②トレンドを取り入れやすい

合皮のメリット2つ目は『トレンドを取り入れやすい』

合皮は本革と比べて制作しやすく、様々なカラーや形を展開しやすくなっています。

そのためファッショントレンドに合わせてシーズンごとに楽しめるメリットがあります。

特にカラーは本革には無いカラー展開がされていることも多く、好きな色や珍しい色を取り入れてファッションを楽しむことができます。

合皮のメリット③値段が安い

合皮のメリット3つ目は『値段が安い』

合皮は化学繊維で作られているため、生産コスト安く本革に比べると販売価格がグッと安くなります。

質よりも値段重視やデザインで選びたい時には合皮の価格は最大のメリットになることでしょう。

安価な合皮の革財布だと1000円代で販売されていることも多く、どうせ汚れるし・買い替えも早いしという場合にはとても助かります。

合皮のメリット④重量が軽い

合皮のメリット4つ目は『重量が軽い』

化学繊維を使っていることで重量がかなり軽く、中にはほとんど重さを感じない合皮まで登場しています。

荷物が多くて総重量が重くなるのに、革の重さまでプラスされると疲れる…なんて時は合皮の軽さが魅力。

合皮を使ったレザーバッグは特に本革バッグとの重量の差が大きく出るため、あまり重い革製品を持ちたくない時には合皮という選択肢も出てきます。

合皮のデメリット

案外多い合皮のメリット。

その反面気になるデメリットも多いため、しっかり両方を参考にして革製品選びをしてみて下さい。

合皮のデメリット①劣化してボロボロになる

合皮のデメリット1つ目は『劣化してボロボロになる』

化学繊維を使ってポリウレタンコーティングをした合皮は、丈夫さは無く比較的早く劣化していき表面がボロボロになります。

街中の施設内のベンチや車のシートが剥がれているものを見かけたことがあると思います。

あのような剥がれが発生して見た目がかなり汚くなるのがデメリット。

長期間使わないとベタベタしてきたり、使っていてもボロボロと表面のポリウレタンが剥がれてきたりと、強度はイマイチ。

本革の強度と比べるとかなりの差があるため、ぶつけたり擦ったり力を加えたりとラフに使いがちなら気にしておきたいデメリットです。

合皮のデメリット②長く使えない

合皮のデメリット2つ目は『長く使えない』

劣化しやすいことから、合皮は長く使うことができません。

厳密には綺麗な状態で長くは使えないということ。

せいぜい1~2年使えればいいと思っている方が良いと思います。

ボロボロと剥がれてくるかベタベタとしてくるかの2パターンになるので、ずっと使っても放置してもどちらにせよ長くは使えません。

最近の合皮は昔ほどボロボロになりにくい印象ですが、それでも本革の5~10年の耐久年数と比べるとかなり短命。

トレンドで選ぶならなおさら長くは使いにくく、用途に合わせて本革か合皮は使い分けるのが良さそうです。

合皮のデメリット③熱に弱い

合皮のデメリット3つ目は『熱に弱い』

合皮の表面はポリウレタン、中身は化学繊維ということで熱にはかなり弱い造りになっています。

摩擦の熱にさえ弱く、擦れると縮んだり変形したりすることもあります。

暑い日にも注意が必要。

ラフに楽に使える分耐久性や耐熱性はかなり低いため注意が必要です。

本革と合皮のメリットデメリットの参考動画

 

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