【お手入れ不要】革のメンテナンスなんて不要!ありのままがかっこいいい

よくこのブログでは革のメンテナンスやお手入れについてご紹介しておりますが、メンテナンスなんてめんどくさい、お手入れのやり方もわからないし……
という方へ向けたお手入れ不要論をご紹介します。

定期的にブラシでほこりを取って、乾燥してきたり、水に濡れたりしたらケアをして……そんなのめんどくせー!という方や
万が一クリームやオイルを塗ることでシミになったりイメージと違う仕上がりになったらどうしようという方の参考になれば幸いです。

ちなみに私は基本的にメンテナンスしない派、使い込んでクタクタ、傷だらけでボロボロの方がかっこいいと思ってます。

革って結構強い

一般的に革は水に弱く、濡れるとシミになったりするもの。
気になる方は防水スプレーを使う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

高価なもの、大事に長く使いたいものはもちろん防水スプレーを使うなり、雨の日は使わないようにするのが一番だと思います。
革の種類によってはシミになりやすいものもありますしね。

【革製品のお手入れ】本当は必要ない!? ~防水スプレーの必要性~

でも、革って結構強いものだと思います。
例えばランドセル。
ランドセルなんて6年間も濡れたり、振り回されたり、ぶん投げられたりするのに6年間毎日使えますもんね。
お手入れなんてした記憶もないですし。

そう考えるとそんなに定期的なメンテナンスなんて必要ないのかなと思います。

毎日触ることが一番のメンテナンス?

オイルを多く含んでいる革だと、ほぼメンテナンス不要で毎日使用するだけで自然といい感じにエイジングしていきます。

お財布などの革小物だと使用するたびに手で触れるので、手の油がお財布に移ります。
そのため、クリームで油分補給するメンテナンスが基本的には不要となります。

やっぱりお気に入りのものは毎日手にしてどんどん馴染ませていきたいですし、そうやって愛着も湧いてくると思います。
毎日使うことが一番のお手入れということですね。

なぜメンテナンスが必要なのか

ではなぜ、そもそもお手入れやメンテナンスが必要なのか。

お財布など毎日手で触れるものだといいのですが、バッグなど持ち手以外のあまり手に触れない部分や
頻繁に使用しないものになると革から油分が無くなっていき乾燥してしまい、ダメージを受けやすくなります。

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毎日触らないもの、たまにしか使わないものはやっぱり定期的にメンテナンスした方が長く使えるのでそういった場合はメンテナンスも必要だと思います。

メンテナンスが不要(あまりいらない)なレザーもある

あまりメンテナンスをしなくてもエイジングしやすい革の特徴は、「多くの油分を含んでいる」ものとなります。
オイルを多く含んでいることで、乾燥しにくく、時間がたってもひび割れしにくいので、経年変化した革独特の艶や質感を楽しむことができます。

ハレルヤで使用しているレザーもあまりお手入れが必要ないものもあります。

プルアップレザー

プルアップレザーとは、オイルを含ませているオイルドレザーの中でも革の芯までオイルを染み込ませているもので、
指で押したり曲げたり(プルアップ)すると中の染料がオイルごと移動し、表面に色の濃淡が出来上がります。

オイルドレザーのひとつである「プルアップレザー」は油分をたっぷりと含んでいます。
革を鞣す際に、オイルをたっぷり含ませた革で、含んだオイルが移動することで色合いに変化が出る革です。
プル(Pull)とアップ(Up)と、触り方によって内部のオイルが移動します。それによりエイジングしやすい革に仕上がっています。

【革のきほん】ハレルヤレザーってどんな革?タンニン鞣し編

イタリアンレザー

ベジタブルタンニン鞣しのイタリアンレザーは、オイルを多く含んでいます。手触りは、柔らかくしっとりしています。
革にオイルがしっかり染み込んでいるので、乾燥によって傷みにくく耐久性があります。強く長持ちする革なので、靴やバッグなど頻繁に使用するアイテムでも長く愛用できます。

バケッタ製法による手作業の染色を行うため、 機械で制作された革に比べて色ムラやシミがありひとつひとつの革に個性がでるのも特徴です。

充分にオイルを含んだイタリアンレザーは基本的にオイルメンテナンスは必要ではありません。
革用の布で乾拭きしていただくだけでツヤが出てきます。もし汚れがついた場合は同様に布で乾拭きしてメンテナンスを行って下さい。
あまりお手入れに手をかけたくない方におすすめなレザーです。

イタリアンレザーはなぜ評価されるのか?ベジタブルタンニン鞣しのイタリアンレザー特徴とお手入れ方法をご紹介。

サフィアーノレザー

Saffiano Leather(サフィアーノ・レザー)とは、細かい独特な筋模様の型押し加工を施した牛革のこと。
サフィアノメタルオロ、サフィアノレザー、カーフレザーとも呼ばれています。
傷や汚れがつきにくく、しっかりとした丈夫な素材です。張りのある硬めのレザーで高級感があるのが特徴です。

通常、レザー製品は雨などの水に弱いものですが、サフィアーノレザーは撥水性が高く通常の雨の日でも使え、お手入れが簡単なのも魅力です。
少し濡れた場合はすぐに柔らかい布などで拭き取るだけでOKです。
気軽にレザーバッグを楽しみたい方にお勧めのタイプの革です。

高級ブランドにも使用されているサフィアーノレザーの魅力

まとめ

お気に入りだから、大事に長く使いたいからメンテナンスをする。
毎日使って自分だけのオリジナルにエイジングさせたい、使い込んでクタクタにしたいからメンテナンスしない。

どちらも間違っていないと思いますし、使う頻度や革の種類によっても違ってくるかと思います。
要するに自分の好きなようにするのが一番ということですね。

スティーブ・ジョブズはiPodの傷について
「僕は擦り傷のついたステンレスを美しいと思うけどね。僕たちだって似たようなもんだろう?」
と言ったことが有名ですが、私も革製品は傷を恐れてビクビク使うより、毎日毎日使い込んでボロボロになるのが美しいと思います。
iPhoneは下取りに出したときの買い取り額に差がでるのでケースを付けて大事に大事に使っていますが。

お気に入りのものが自分だけのエイジングをしていくのはさらに愛着が湧くので是非一度お試しください!

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